プーリップオリジナルボディでの首強化カスタム!

ネットでお勉強させていただいた方法を、分からない所とかは自己流を加えたりしてやってみました。
ヘッドとボディを繋ぐジョイントパーツの破損による首骨折を回避するためのカスタムです。
結構手間暇掛かります。あと道具も要ります。
また、ヘッドの左右回転は出来ますが、首を傾げる・うつむく・上向かせることはできなくなりますのでご注意を!
それから、元には戻せません〜!

※試みてみようという方、どーか自己責任でお願いしますね〜

必要な道具など

↓左から加工後のスプリング・真鍮パイプとてっぺんに刺したタッピングビス・ワッシャー

手順

1 まずは分解

●ボディ上半身の、背面のネジを全て外します。
※どのネジがどこのネジか、メモ書きしてセロテープで貼っておくとかして、後で分からなくならないように〜
●ヘッドは、出来れば頭皮を全部外してしまった方が作業はやりやすいです。
私は全部外してしまいました。後でまたすぽっとはめられるし。 外さないでも作業は出来るのかもしれませんが、私には無理に思えました。以下頭皮も外した場合の説明になります。
●後頭部にある2つのネジと頭頂部のネジをはずし、頭を縦半分にぱかっと外します。
こりゃ折れるわなあ〜(苦笑)というほっそいジョイントパーツはもうおさらばです。このパーツの代わりに真鍮パイプを使います。

2 ヘッド前半分パーツの首の穴を広げる

ダ○ソー100円電動ネイルスムーザーで、真鍮パイプがはまる太さまでみゅいーんと首の穴を広げます。
砥石部分がちょうど直径5ミリ程なので、いい感じに作業できます〜

3 ボディの首の穴を広げる

ボディの首パーツ受け部分は、一応ボールジョイントの形になっているので丸っこくなっています。ここに真鍮パイプをそのまま入れると、奥まで入りません。
なので、また電動ネイルスムーザーでみゅいーんと削ります。
ボディ側首穴そのものも、入り口部分がいびつで6ミリの真鍮パイプよりちょっとだけ狭いようでしたので、ボディ前後パーツを組み合わせた状態で、上から電動ヤスリをつっこんでガリガリやりました。
●真鍮パイプは、首の一番上のネジで止めるのですが、このネジ穴から首受け部分の底までの距離がわずかしかありません。
これではかなり不安なので、首の二番目のネジ受け近くまで彫り込みます。
ボディの前後パーツをかみ合わせるためのちっちゃいでっぱりと引っ込み(名称不明......)が首受け部分の底のすぐ脇にあるのですけど、そう重要な役割はしてなさそうだったので、彫り込んで役立たずにしてしまいました。

↓左が上半身前パーツ、右が後ろパーツ。どちらも削った後です。

4 真鍮パイプの加工

●真鍮パイプを長さ16ミリにカットします。
下から約3ミリの位置を中心として、2ミリ強の穴(首の一番上のネジが入る大きさ)をドリルで空けます。
※この穴の位置は、実際にパイプをボディに差してみて、首の一番上のネジの穴からマジックで印を付けて位置を決めればいいと思います。
このとき、パイプの底と首穴の底の間にちょっと隙間が空くようにして下さい(パテが入り込むように)。
もし東急ハンズなどで加工してもらう場合は、「このネジが入る穴を空けてくれ」とネジも持っていったらいいと思います。
●ステンレスコイルをニッパーで半分の長さに切る。
※私が見つけられなかっただけで、最初から1.5センチくらいの長さのスプリングコイル売っているのかも。

↓先に出した写真と一緒ですけどこんな感じ。タッピングビスは、一回こうやってねじ込んでみて(真鍮パイプをペンチで押さえて、ドライバーでねじ込む)また外しておいてください。

5 真鍮パイプをボディに取り付ける

ポリパテで真鍮パイプをボディに固定します。
1 後でボディ前後パーツを分解できるように、ボディ前側パーツの首穴にバターを塗る。(油分のあるところにはパテがひっつかない、ということらしい)
※追記 バターよりメンソレータムリップクリームが良かったです。綿棒でぐりぐり塗りつけておくとばっちりでした。

2 ボディ後ろ側パーツの首穴に、パテを盛る。
※ネットでお勉強した方法では、真鍮パイプを首の一番上のネジで固定してから隙間をパテで埋める、という手順でしたが、隙間が小さくてパテを押し込むのが難しそうだったので、自己流です。

3 真鍮パイプの中にもパテが入った方が頑丈かなと考え、盛り上げたパテに、ヘッド方向からずぶずぶと真鍮パイプを刺していく。
※首穴の底まで刺してしまうと、パイプの周りのパテとパイプの中のパテが分断されてしまうので、ぎりぎりまで。

4 真鍮パイプの周辺にパテを盛って、ボディ前側パーツを押しつける。
※ちょっと外してみて、接合部にはみ出したパテは爪楊枝などで取って、またひっつけました。
Mr.カラー薄め液で拭いても取れます。

5  ボディ前後を万力で(なければゴムとかで)固定し、パテが固まってくる前に、首の一番上のネジ穴からネジを止める。

6 パテが完全に固まるまで待つ。
このMr.ホワイトパテ、硬化時間書いてないんですけど.....で、3時間くらいだったかで開けてみたらまだ駄目でした(苦笑)
その後一晩以上放置しました。

この加工中一生懸命で(苦笑)写真撮ってませんでした。

●一晩経って硬化後、前後パーツを外してみる
.....思ったようには出来てませんでした(苦笑)。固まってないうちに一回開けてしまったのがいけなかったのかも。
↓左が前パーツ、右が後ろパーツ

折角バター塗ったのに、足りなかったのか、ばっちり前パーツの方にパテが付いちゃってます。
予定ではパテ部分は全部後ろパーツ側に付いて、真鍮パイプをくるんだ状態になるはずでした....。
が、まあこれでも問題ないだろうと続行することにしました。
※一応ぎりぎり、後ろパーツ部分で真鍮パイプ内部と外とのパテは繋がっています。

6 スプリングとワッシャーの取り付け

真鍮パイプにワッシャー・コイルを通し、上からタッピングビスをパイプにねじ込んで止めます。
※ビスを締めるとき、ボディ部分を持って力を入れたらせっかくのパテやボディが割れてしまうかもしれないです。
ラジオペンチなどで真鍮パイプ部分を持って、ドライバーでビスを締めます。

※追記 金属のワッシャーがヘッド内側のプラスチックを削り取ってしまうのを防ぐためと、割とくるくる首が回ってしまうのを防ぐため、ワッシャーの下にゴムワッシャーを入れた方が良かったです。

7 ボディ組み立て

ボディを元通り組み立てます。これが力入ります。
下半身パーツとの組み合わせ方に注意してくださいね〜
※前に描いた腰関節強化の時の組み合わせ図がどっかいってしまったので、また今度追加します.....

8 ヘッドへの取り付け

ワッシャーをぎゅーっと持ち上げて、ヘッド前面に開けておいた穴にパイプをはめ込みます。

タッピングビスの上に見える部品に、ビスが当たってしまうと、目を左右に動かすことが出来なくなります。当たらない高さまでビスをしっかりねじ込んで下さいね〜。

●ここで好みにもよりますが、顔が俯いているのを少し上向きにする加工をしました。
スプリングコイルの力でヘッドを首に押しつけて固定するので、首の切断面の角度で顔の俯き具合が変わります。
ちょっと私はうつむき過ぎかなと思ったので、首の切断面(パイプじゃなくてプラスチック部分)を水平に近くするよう削りました。
このへん、個体差や好みがあると思いますので、後頭部も取り付けてからバランス見て、必要なら加工するといいと思います。
↓左が削る前で右が削った後なんですけど、撮影角度が違っちゃってあんまり違い分かりませんね(苦笑)

●後頭部を取り付けます。
写真を撮るのを忘れたのですが、後頭部の内側、首の辺りに段差があります。これにワッシャーが当たってしまいます。
そこの段差もワッシャーの奥行き分削りました。
後頭部を取り付けてネジを締めます。頭皮をぱかっとはめます(ミネコは頭皮外したままですが)。完成〜。

うふ〜首びよんびよん揺れるよ〜(笑)

ネジの開け閉めにご注意〜
プリプのボディのネジの、ネジ受けは全部本体と同じプラスチックです。無理に回すとネジでプラスチックが削られてしまいます〜。
例え作りが荒くて元々ネジが無理矢理斜めにねじ込んであったとしても(苦笑)、その方向に逆らわず開け閉めする方がいいです....無理をするとネジ受けが削り取られてしまって、ネジが空回りするようになっちゃいます。それから同じネジに見えても違う場所に使わないように....。
以上、我が父親よりの忠告でした〜。